校長室より
R9年度 西小・黒岩小統合に向けて
4月8日の第1回統合企画委員会を皮切りに、「R9年度西小と黒岩小統合」への具体的な準備がいよいよスタートしました。この先2年間という長い時間をかけて歩みを進めてまいります。
4月28日には、西小と黒岩の先生方がそろい、はじめての第1回合同研修会が行われました。服部教育長による講話や、教育委員会による統合準備委員会の組織や内容等についての説明があり、その後、各部会や各学年のグループに分かれ、今後の進め方等について協議を行いました。今後は、学校運営、地域連携、教育課程、学校生活、施設設備の各部会に分かれ、両校の地域の特性を理解したり、教育の今日的課題を意識したりしながら、先生方が主体的に新設小学校にふさわしい様々な仕組みをつくりあげていきます。
新小学校名の候補として、「富岡市立かぶら小学校」が選定されました。設立に向けて、地域のシンボルである鏑(かぶら)川のように、皆から親しまれ、皆に愛される学校づくりを進めてまいります。
今後の統合に向けての様子は、随時紹介いたします。また、教育委員会学校再編推進室webサイトも公開されています。黒岩小HPにもリンクが貼ってありますので、是非ご覧ください。
今年の合い言葉は「?だいじょうぶ!」
毎年1年のはじめに、校長と子供たちの「合い言葉」(その年に皆で共有したい考え)を伝えます。今年は「だいじょうぶ」というキーワードを選びました。この言葉は不思議な言葉です。最後に?をつけると「大丈夫?」と他の人を思う言葉になります。最後に!をつけると、自分を信じて「大丈夫!やれば(成長)できる!」という自分に自信をもつ言葉に変身します。
①相手を意識し、優しくすること
②自分の力を信じていろいろなことにチャレンジし、自分に 自信をもつこと
をねらいとし、自分にも、そして人にも優しい「大丈夫」の言葉が黒岩小全体で聞こえてくることを願います。
令和7年度 校長あいさつ
校長あいさつ
令和7年度、昨年に引き続き本校校長を務めます 村田 和弥 と申します。
本日、新たな教職員が揃い、本年度の黒岩小学校をスタートいたしました。新たな出会いに感謝し、教職員が一つとなり、ご家庭や地域の皆様としっかりと結び付き、子どもたちが安心し、安全に学校生活が送れるよう取り組んでまいります。
今年度も本校の教育活動に対して、引き続きご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和7年4月1日
富岡市立黒岩小学校 校長 村田和弥
今年度最後の「学校運営協議会」が開催されました
「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みとして本年度からスタートした学校運営協議会も今年最後の会を迎えました。子供たちがお世話になっている地域活動の再整理を進めると共に、地域で育みたい目指す子供の姿を「明考強助」「明るい子」「考える子」「強い子」「助け合う子」とし進めたこの1年の学校の様子を振り返っていただきました。委員の皆様から以下のような多くの御意見や今後に生かすためのヒントをいただきました。今後も、学校運営に地域の声を積極的に生かし、地域と一体となった特色ある学校づくりを進めてまいります。
「あいさつ」がしっかりできる学校になっている。
地域の大人たちに対していつも元気な声で「挨拶」ができたり、通り際に「会釈」ができたりする子供たちの姿が多く見られ、非常に気持ちがよい。元気がもらえて最高にうれしい。目と目を合わせてするあいさつにはパワーがもらえる。学校、地域の目指す子どもの姿として上手に育っていることを感じる。黒岩小の「強み」として継続しいただきたい。コミュニケーションのスタートである「挨拶」を地域も大人にもひろげ、その輪を拡散していくことを次のねらいとしたい。
明るく元気に遊べる子供たちの姿がうれしい。
放課後も地域作りセンターの広場で元気に遊ぶ子供たちの声が聞こえる。男女問わず、異学年でも遊んでおり、楽しそうに遊ぶ子供の姿が見られ、うれしくなる。
助け合って行動ができる集団に育っている。
学校行事(運動会、マラソン大会など)で年上の児童が年下の子の面倒をよく見たり、声かけをしたりする姿をよく見かけた。地域行事の場でも同様であり、優しく接することが当たり前のものとして捉えられていることが感じられた。
「英語教育」の有効性が感じられた。
黒岩小の子供たちが「自分に自信を持つ」「勇気をもって一歩前へ進む」ためには、今、黒岩小(富岡市)で進めている英語に力を入れていることが有効であると考える。外国語の上達には「度胸」が一番大事だと言われる。得意ではないけれど、まずは怖がらず積極的に英語を使ってみたり、コミュニケーションをとったりすることが上達の近道。心の強い子、主体的な子を育てるうえでの1つの手段として、是非様々な場づくりを継続し、一歩前へ踏み出せる子供たちを育ててもらいたい。
完全で安心な学校づくりが進められている。
通学路の危険箇所があるとすぐに地域にも連絡があり、一緒に対応ができた。子供たちの安全、安心をまもるための迅速な連絡体制ができており、今後も地域と密着しきめ細かな連携を進めてほしい。また、校外で遊ぶ子供たちは、ヘルメットをしっかりかぶる子供が多く見られる。家庭も含めた安全への意識の高さの表れを感じた。
少人数のメリットを生かした学校づくりを。
個性を大事にし順調に成長している子供たちの様子が見られ心が育っていると感じた。自分を理解し、良い点を認めてもらい、より良い成長ができるよう、小さな学校だからできる個に応じた丁寧なサポートをさらにお願いしたい。
自ら学ぶことができる工夫を進めたい。
教師の方を向いて授業に臨む子供たちの姿に満足している。一方で、目指す児童の姿「自ら学ぶことができる」の評価が低い。例えば、子供の興味を刺激する家庭学習の出し方の工夫や、主体的に調べたり実践したりする機会や活動の場の設定をさらに工夫していただくことで子供たちの変化を促していけるとよい。
どんど焼き
1月11日(土)今年も、黒岩小子育連主催の「どんど焼き」が実施されました。木の枝に、だんごやマシュマロ、スルメ、ソーセージ、ミカンなどをつけたり吊るしたりして、だるまや正月のお飾り、書き初めなどの縁起物とともに燃やした残り火であぶり、今年の無病息災を願いました。「熱い、熱い!」といいながら、少し焦げたまゆ玉をほお張る嬉しそうな子どもたちの笑顔がありました。どんど焼きのあとには、地域づくりセンター主催の地域清掃にも参加し、年始めの地域に根ざした大切な行事がまたひとつ無事に終了しました。朝早くから準備をしていただいた役員の皆様、消防団の皆様、大変お世話になりました。この1年、皆が元気で過ごせますように。