校長室より
第4回 学校運営協議会
「地域とともにある学校」への転換を図ることを目指してスタートした「学校運営協議会」も2年目を迎え、今年も、子供たちが安全・安心で過ごせる学校づくりを地域と共に進めてきました。今年最後の協議会が先日行われ、「学校評価」のデータを参考資料とし1年を振り返りました。委員の皆様からは、たくさんのご意見や、次につながるヒントをいただきました。今後も学校運営に地域の声を生かしながら、地域と共に、特色ある学校づくりを進めてまいります。
「あいさつ」について
・挨拶について保護者の評価が低かったが、ほとんどの児童は先に挨拶してくれる。すばらしいことだ。地域全体で力を入れ、柱として大切にしていく。
・挨拶ができるということは、これから先に社会へ出て行った際にも大きな力となる。小学生のうちにその基礎づくりをしておくことが非常に大切である。相手とのコミュニケーションのスタートとして「おはよう」「こんにちは」を当たり前に言えるようにし、お互いを大切に思う心を育てたい。
「学び」について
・授業中、教師の方に集中している子供たちが多いと感じた。子供たち が興味をもてる授業を考えて引き続きお願いしたい。
・授業の様子を参観すると、互いに話し合いができていてとてもよい。誰とでも仲良く新しい仲間とも心を開いて交われるようになってほしい。
・学びに関してはやや評価が低いが、自分を大切にし周りから認めてもらいながら勉強や学ぶ大切さを学んでもらいたい。
「地域連携」について
・黒岩かるたを柱に連携が図れていてよい。学校と家庭との連携をさらに進めていってもらいたい。
・地域づくりセンターや市のスポーツ大会等の参加者が少ないと感じる。多くの子に参加してもらうための発信の仕方を検討したい。
「心と体の健康」について
・児童もPTAも西小との交流ができている。今後も交流の場を増やしてほしい。統合後は人数も増えるので、新たな人間関係で悩む子のフォローやケアを考えておく必要がある。
・健康な体づくりに関しては、引き続き家庭への啓発を意識し、充実させるようお願いしたい。
「次年度」へ向けて(子供たちを楽しませるためにできること)
・統合に向けて残り1年。PTAでも子供たちの心に残る企画を何かを考えていきたい。・地域行事にもっとたくさんの子供たちに参加してもらうための発信を工夫していきたい。・次年度は、黒岩小最後の年なので、運動会などで子供たちと家族や地域が一緒に参加でき競技を入れるなど共に楽しめるような場ができるとよい。・地域づくり協議会として閉校イベントを計画している。卒業生はもちろんだが、在校生も楽しく参加できるものにしたい。
人と自然との共存
いよいよ2学期も残り少なくなりました。
先日、今年1年の世相を表す「今年の漢字」が発表され、「熊」という字に決定したというニュースを見ました。全国各地で「熊」の被害が相次ぎ、市街地にまで「熊」が出没するなど、生活や経済活動にも深刻な影響を及ぼしました。
本校では、幸い熊の出没情報はありませんでしたが、イノシシやシカ、アナグマなどの動物の足跡が朝の校庭に残されています。今年はいつにも増してイノシシが校庭を深く掘り起こしミミズを食べに訪れていました。夏休みには、下の写真にもあるように、若いシカが校庭と山里のちょうど境目に慌てる様子もなくしばらくの間のんびりとこちらをながめている様子が見られました。山里の下草の手入れの難しさ、気候を含めた環境の変化など、様々な要因で動物と人間との緩衝地帯が狭まり、明らかに双方の距離が近くなっています。かわいいシカの姿に思わずシャッターをきるのと同時に、人と動物との見えない境界線を目の当たりにしたような気がしました。
本校は豊か自然に囲まれており、そこにいる様々な植物や生き物の存在は、生活科や総合の学習において、子供たちにとってのまたとない生きた教材となっています。本校の大きな強みでもあります。動物たちとの間に、今までは上手に棲み分けができていたはずですが、今、そのバランスが少し崩れ始めているという危機感を感じています。双方に住みやすい自然豊かな地域であるためにできることを、ここを故郷とする子供たちも巻き込んで改めて考えていく必要を感じました。
熊の出没や被害のニュースを受けて、人と自然との共存について考えるきっかけにできればいいと思います。
2025年「夏休み大作戦」のまとめから
今年も、夏休みにチャレンジした楽しかったことや頑張ったこと、研究したことについて発表・交流し合う場を各学年ブロックで設定し、子供たち同士の意識を刺激し合いました。
1・2年ブロックでは、「夏休みに頑張ったこと」「楽しかった思い出」の作品を見せたり、絵日記を読んだりして紹介しました。貯金箱づくりの工夫や、家族旅行の思い出を堂々と聞き手に伝えることができました。ドリルやプリント学習を毎日コツコツと継続し、「勉強が好きになった」という頼もしい児童、皆の前で緊張しながらも練習どおりに発表できてほっとした表情の児童等、自分の「一生懸命」を友達に伝えるよい経験の場となりました。
3・4年ブロックは、自分の興味をもって実践したことを、「チャレンジ」「エンジョイ」「プロ」で分けて発表しました。「ペットボトルロケットに入れる水の量と、跳んだ距離の比較をした実験」「紙ひこうきの型と飛ぶ距離の違いを調べた実験」。1学期に見学したかりんとう工場に刺激を受け、自分でもかりんとうづくりに挑戦した児童。1学期の理科の学習を発展させ、からだのつくりに興味をもち、食べ物の通り道について調べた児童。既習学習を発展させた発表等、聞いていてワクワクする課題がたくさん見られました。またタブレットを使った発表の仕方も上達し、より分かりやすく見せる工夫もされ、見応えのある発表となりました。
5・6年ブロックは、5,6校時を使い、「夏休み工作」の作品紹介をしたり、自由研究の成果を紹介したりする発表となりました。自由研究の題材は多岐にわたり、「あくびのひみつ」「味覚について」など、高学年らしい個性的な題材が見られました。ねらいを明確にもち深掘りしたり、クイズを入れた参加型の発表にしたり、見ている人に分かりやすく、興味をもってもらうための工夫も見られ、さすがでした。
ただ調べたことをまとめるのではなく、「実際にやってみる」「実際に行って見てみる」「実際につくってみる」など経験につなげることが、物事をより深く学ぶことにつながります。実際に経験したことから感じる気付きをもとに、自分の引き出しをさらに充実させ、次のステップに生かすことを大事にしたいところです。じっくり考える時間を確保すること、いろいろな探究の仕方を知ること、創造的ですばらしいものや考え方に出合うこと、心から楽しんだ体験をすること。今年も「夏休み」が子供たちに大きな刺激を与えてくれました。
新小学校名「富岡市立かぶら小学校」に正式決定
市議会9月定例会において、富岡市立学校設置条例の改訂案が可決され、統合後の新学校の名称が、正式に「富岡市立かぶら小学校」に決定しました。
西小学校は、夏休み中に旧富岡中学校校舎への引っ越しを終え、2学期からは仮校舎での生活がスタートしています。小学校校舎は順次改築が進められ、来年12月完成の予定です。
10月2日には、第5回目の統合準備合同研修(部会)が行われました。教育課程、学校行事、校時表、生活のルールづくり、物品の調整、など、新小学校の骨組みとなる部分の話し合いが各部会で一歩ずつ前へ進められています。
両校の子供たち同士の交流も引き続き行われており、統合時(中学進学時)のスムーズな人間関係づくりを進めています。2学期に入り、さっそく6年生同士がリモートを使っての交流会を実施しました。黒岩小が6月に体験した修学旅行の様子をタブレットでまとめ伝えました。これから旅行を控えている西小学校の子供たちはこの交流を生かし鎌倉への旅をよりよいものにしてくれると思います。有意義な交流の場となりました。
「地域連携部」では、主にPTAの会則・細則について協議を進めています。両校PTA代表が集まり、お互いの現会則を改めて見直し、各校の活動のよさを生かした新たな会則づくりを進めています。平行して、それぞれのPTA行事へ実際に参加する交流の場をつくりながら、保護者同士の相互交流、相互理解を深めていく機会を今後も増やしていきます。
本校地域に大きく関わる「スクールバスの運行」に関わる第1回の現地確認も、教育委員会を中心としていよいよ始まりました。これから具体的な運行計画が作成、提案がされてきます。教育委員会学校再編推進課から発行される『学校再編かわら版』も含め、今後も決定した情報を共有していただきながら、それぞれの立場で共によりよいかぶら小学校づくりを進めてまいりましょう。ご協力ください。
R9年度 西小・黒岩小統合に向けて
4月8日の第1回統合企画委員会を皮切りに、「R9年度西小と黒岩小統合」への具体的な準備がいよいよスタートしました。この先2年間という長い時間をかけて歩みを進めてまいります。
4月28日には、西小と黒岩の先生方がそろい、はじめての第1回合同研修会が行われました。服部教育長による講話や、教育委員会による統合準備委員会の組織や内容等についての説明があり、その後、各部会や各学年のグループに分かれ、今後の進め方等について協議を行いました。今後は、学校運営、地域連携、教育課程、学校生活、施設設備の各部会に分かれ、両校の地域の特性を理解したり、教育の今日的課題を意識したりしながら、先生方が主体的に新設小学校にふさわしい様々な仕組みをつくりあげていきます。
新小学校名の候補として、「富岡市立かぶら小学校」が選定されました。設立に向けて、地域のシンボルである鏑(かぶら)川のように、皆から親しまれ、皆に愛される学校づくりを進めてまいります。
今後の統合に向けての様子は、随時紹介いたします。また、教育委員会学校再編推進室webサイトも公開されています。黒岩小HPにもリンクが貼ってありますので、是非ご覧ください。