シリーズ黒岩探訪

シリーズ黒岩探訪9「黒岩つつみ 及び 谷津」

シリーズ黒岩探訪9「黒岩つつみ 及び 谷津 1」 → 9kuroiwatutumi yatu 1.pdf
 黒岩カルタには、堤または谷津に関わるものが四つあります。次のものです。

「かくし谷津から街を見守る天狗様」

ブルーギル、プランクトンも豊富な黒岩つつみ」

「やつ谷津の田畑うるおす黒岩つつみ」

「わが里は九十九谷の山合いに」

 黒岩地区の地形上の特徴は、丘陵地帯と中央に流れる星川です。この星川に流れ出る多くの支流沿いに、谷津ごとに細長い水田域を形成しています。この谷津の最上流部に堤を造り農業用水と利用していることが大きな特徴です。
 黒岩地区には、とてもたくさんの谷津と堤があります。次に谷津を利用した水田と堤を示した地図を載せます。(データが少し古く現在では水田ではないところもあり、またすでに堤として利用していないものもあります。)

この地図を縮小前のサイズで見る場合には次をクリックしてください。→kuroiwanotikei tutumi yatu.jpg

 かくし谷津の伝説では、天狗が谷津を一つ隠して九十九谷になったというくだりがでてきます。
 また、わが里は九十九谷とありますが、この場合は数が多いことを九十九と表しているものと考えられます。実際地図で細かい谷筋まで数えても実際は50くらいです。
 黒岩カルタの解説版では、ため池(堤)は34と記述されていました。地図中で確認できた34個について赤い〇を付けてありますが、すべてを確認したわけではありませんので、不正確な部分もあると思います。ご了承ください。
 後のシリーズで、今現在の堤や水田の様子を掲載する予定です。

【ふるさと学習プログラムとの関連】
6年(総合的な学習の時間 黒岩カルタ)
5年(総合的な学習の時間 米づくり)
4年(社会、くらしと水)
3年(社会、学校のまわり 地形のようす 農業)
3年(総合的な学習の時間 里山をしらべよう)